なせば、なる。

わがセンターの情報紙をご愛読のみなさまなら

このタイトルに見覚えがあるかもしれません。

 

そう、今回のブログは...センター情報紙12月号の編集後記・拡大編です。

 

先日、ふと思い立ってのみちのく独り旅。

♪ここでぇ~いっしょにぃ~...と涙ですがりついてくれる人がいるわけでもないので、

あっさり東京駅を出て、米沢へ行ってまいりました。

 

なぜ米沢か!

選んだ時点では、特に理由はありませんでした。ごめんなさい。

でもなぜか、昨年末の近江からひとり旅で「牛」を追いかけています。

近江、松阪、米沢...

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米沢駅では立派な牛さんがお出迎えです。もぉ~と鳴いておられました。

しかし、旅立ちの前日に思い出しました。

「米沢って言ったら、ようざんじゃん?」

 

そう、上杉鷹山です。

だいぶ前、読書に勤しんでころに内村鑑三の『代表的日本人』と出会い、

その中で取り上げられていた

実直で、努力家の鷹山にひどく心ひかれたことを前日になって思い出したのです。

米沢ではまず、上杉神社を訪ねました。

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やはり鷹山は米沢のヒーローです。

彼の「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」

という歌に、残してきた仕事の山を思い出し反省した私は、本当に凡人です。

でも、旅の大きなお土産になりました。

 

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そして、その反省ののちに引いたおみくじがこれ!

いやぁ、大吉ですよ、大吉!

これをいただきに米沢に行ったのではないかと思ったくらいです。

 

もう、良いことばっかり書いてあってどうしよう、という感じ。

え?

おみくじの肝心なところが写ってないじゃないかって?

 

まぁ、いいではないですか!

なせば成る、なさねば成らぬではありますが、

なしてもなしても成らないものだってあるわけです。

ご縁なんて、そんなもの。気にしない、気にしない。

 

とにもかくにも。

心の滋養となるお土産に恵まれた米沢の旅でありんした。

 

山形というと、斎藤茂吉はいわずもがなですが、

宮本輝の『錦繍』に出てくる蔵王、藤沢周平作品の海坂藩といえば鶴岡...

と、まだまだみどころがいっぱい。

また行きたいと思います。

 

今年はひこにゃんには会えませんでしたが、

よい1年の締めくくりになりそうです。私にはクリスマスなんて関係ありません。

 

なせば、なるの来年に!

 

                           【きら】