おでかけ。

 あれよあれよという間に秋が深まり、そろそろ冬将軍様も布団の中でモゾモゾしていそうな、神無月晦日前でございます。

 秋から冬にかけては、わけもなくセンチメンタリズム満載の毎日。現実逃避との非難をよそに、ポリポリと菓子をつまんではビールをあおり、若き日のバイブルであった少女漫画を片手にハラハラと涙を流す秋の夜長。大人になると切なさがだんだんと現実的になってまいりますので、こんな夜もたまにはよろしいかと存じます。

 秋晴れの1日、区内某作業所のおでかけに便乗して、神代植物公園に連れて行ってもらいました。きっと私のみなさんの心がけがよろしいのでしょう、青空が一面に広がる、それはすばらしいお天気でございました。

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 神代植物公園といえばバラ。それもちょうど見ごろです。この日も、多くの人でにぎわっておりました。悠然と咲き誇る無数のバラ。そのひとつひとつから放たれる芳香が秋の風と相俟って、人々を優しく包みます。包まれてまいりました。でも写真は残念ながらダリアです。うっとりしすぎて撮り忘れました。

 ゲゲゲのうんちゃらで一躍有名なった深大寺の「鬼太郎茶屋」。同行のみなさんの多くはバナナとチョコのソフトクリームを召し上がっていました。個人的には園内のバラソフトがよかったのですが、ここは団体行動の難しさです。鬼太郎・バナナ・チョコ、鬼太郎・黄色・茶色...そうか、このソフトクリームは鬼太郎のちゃんちゃんこか。「ちゃんちゃんソフト」って読んでたけど、「ちゃんちゃんこソフト」か...と気づいたのは帰りの電車の中。頭の中は年中春のようです。めでたし、めでたし。

                                               【きら】