しづこころなく

花の散るらむ、ということで先週のひかりのどけき春の日に新宿御苑へ。

 

 

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区内の福祉作業所から「新宿御苑でピクニックヨガだから、お休みならいかが?」と嬉しいお誘いがあり、いそいそと出かけてゆきました。桜の木の下には、何かが埋まっているからあんなにきれいなんだ...と誰ぞの小説を思い浮かべる間もないほどの人、人、人。ともかく桜が咲いたら吸い寄せられずにはいられないのですね。この日はほどよく風も吹き、それはみごとな花吹雪でした。昔の人は散り急ぐ桜に心がかき乱されたようですが、今の人々はのどかささえ感じているよう。桜が散るよりも世の中の流れのほうが早くなってしまったのかもしれません。そして、本人たちはヨガのつもりでもヨタヨタ片足立ちをしたり、お天道様に手をかざしたり、いきなり横になったり、ヨガには見えない25人ほどの奇異な行動のおかげか、周囲にはあまり人が寄らず、のびのびと気持ちよくできました。

 

 その数日後は鴨川シーワールドへ。いやぁ、童心に返り楽しんでまいりました。シャチのショーではもちろん前列でジャッパーンと水をかぶり、トドやセイウチにわが姿を重ね、けっこう目の怖いペリカンにドキドキしてきました。

 

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 さぁ、楽しい現実逃避の日々も終わり、私に待っていたのは2カ月に1回やってくる恐怖のレポート提出。遊びに行く前に仕上げるのが大人のすることですが、いつまでも子どもの私は先に遊んでしまいます。

 

 

 子どもと違うのは、「なんとかなるさ」と開き直るふてぶてしさでしょうか。今回も消印有効を最大限活用して、本局に「なにとぞ及第のご慈悲を」と(心の中で唱えながら)出してまいりました。

 

 

いつだって、しづごころない私でございます。

 

                【きら】